駐ガーナ日本国特命全権大使からのご挨拶

令和6年12月2日
駐ガーナ特命全権大使として、2024年12月2日に着任しました義本博司です。

これまで、教育、科学技術、文化、スポーツの分野の政策に携わってきました。

アフリカでの勤務は初めてですが、ユネスコ日本政府代表部勤務時代にアフリカの政府代表の方々と教育支援プロジェクトを通じて交流する機会があり、いつかアフリカに関わる仕事をしたいと考えていました。

ガーナは、日本人にはチョコレートを通じて馴染みが深い国ですが、西アフリカの安定した民主主義国家として普遍的価値を共有し、日本にとって、外交上大変重要な国です。平均年齢がおよそ20歳の若い国であり、人口が増加し着実に経済的成長を進め、ガーナに進出する日本企業も増加しています。その一方で、都市化に伴う様々な問題や、医療、教育、農業、インフラ面などでの都市と地方の格差、失業問題など日本が今日までの発展の過程で経験してきた様々な課題にも直面しています。

私は、日本とガーナが「ともに成長するパートナー」として、両国の経済関係の更なる発展やガーナでの社会課題の解決につながる取組を後押しするとともに、教育、文化、スポーツなど様々な分野での交流や協力に取り組んでいく所存です。

2027年は野口英世博士が黄熱病の研究でガーナの地を踏まれて100周年を迎えます。こうした機会を捉えて、関係者のご理解とご支援を賜りながら、これまで培われてきた両国の友好親善関係を一層強化する取り組みに努めていきたいと思います。

また、大使館の重要な使命は、ガーナにお住まいの日本人の方々の安心、安全な生活を守ることです。大使館員一同、全力で取り組んで参ります。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
駐ガーナ共和国 特命全権大使
義本博司