リベリア日本国特命全権大使からのご挨拶

令和6年12月2日
リベリア共和国駐箚特命全権大使として、2021年11月15日付けで発令を受けました義本博司です。リベリア共和国は在ガーナ日本大使館が兼轄しており、私は12月2日に着任いたしました。

これまで、教育、科学技術、文化、スポーツの分野の政策に携わってきました。
アフリカでの勤務は初めてですが、ユネスコ日本政府代表部勤務時代にアフリカの政府代表の方々と教育支援プロジェクトを通じて交流する機会があり、いつかアフリカに関わる仕事をしたいと考えていました。
 
リベリアは多くのアフリカ諸国に先立ち、19世紀に独立した歴史がある一方、内戦や
エボラ熱の流行等様々な困難にも直面し、難局を乗り越えてきた国です。日本ではリベリア船籍の国としても広く知られています。ガーナ大使館着任後、なるべく早くリベリアに足を運びたいと思います。

日本によるリベリアへの支援は、2007年から再開され、道路、電力等のインフラ整備や、保健、教育分野等での社会基盤形成を中心に進められてきています。中でも、リベリア首都のモンロビアでは、日本・リベリア友好母子病院やジャパン・フリーウェイなど日本の名前を冠した病院や道路が建設され、リベリアの国民生活を支えています。

それらの案件に代表されるように、日・リベリア関係は友好的に発展してきています。
新たに着任した日本大使として、両国の交流と協力が更に進むよう力を尽くす所存でございます。

リベリアには、約10名の在留邦人がいらっしゃいます。在留邦人の皆様が安心して安全な生活を送って頂けるよう、大使館員一同、取り組んで参ります。

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 リベリア共和国駐箚 特命全権大使
 義本 博司