シエラレオネ日本国特命全権大使からのご挨拶

令和6年12月2日
シエラレオネ共和国駐箚の特命全権大使として、2024年11月25日付けで発令を受けました義本博司です。シエラレオネは在ガーナ日本大使館が兼轄しており、私は12月2日に着任いしました。
 
これまで、教育、科学技術、文化、スポーツの分野の政策に携わってきました。
アフリカでの勤務は初めてですが、ユネスコ日本政府代表部勤務時代にアフリカの政府代表の方々と教育支援プロジェクトを通じて交流する機会があり、いつかアフリカに関わる仕事をしたいと考えていました。

シエラレオネは内戦、その後の国連ミッション主導による治安維持といった時代を経て、平和構築と民主的な国造りが進められてきました。また、アフリカ諸国の中でも安全保障理事会改革をはじめグローバルガバナンスの構築に熱心な国としても知られていま
す。

そのような同国を日本は積極的に支援しています。JICAはシエラレオネ支所を有し、保健医療、農業、エネルギー等の様々な分野で多岐に亘る取り組みを行っております。シエラレオネは、美しい海岸線をはじめとする自然豊かな国と聞いており、日本大使として、一日も早く足を運びたいと思います。

日本とシエラレオネは、政治、経済、文化等において様々な交流があります。大規模なパイナップル農場を経営し現地の経済や雇用に貢献する日本企業などもあります。大きな潜在性を有する両国関係が今後一層に発展していくよう、日本大使として力を尽くす所存でございます。

シエラレオネの在留邦人数は、およそ30名と承知します。在留邦人の皆様が安心して安全な生活を送って頂けるよう、大使館員一同、取り組んで参ります。

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 シエラレオネ共和国駐箚 特命全権大使
 義本 博司