ご挨拶 リベリア共和国駐箚 特命全権大使からのメッセージ

令和3年11月29日
駐リベリア共和国<br>特命全権大使<br>望月寿信
 駐リベリア日本国大使として、2021年11月5日に発令を受けました望月寿信です。

 この度、リベリア共和国を兼轄している在ガーナ大使館に着任致しました。
実は、2回目のガーナ赴任であり、前回は2009~12年に大使館の次席として勤務し、リベリアにも何度か出張しました。

 リベリアは多くのアフリカ諸国に先立ち、19世紀に独立した歴史がある一方、内戦やエボラ熱の流行等様々な困難にも直面し、難局を乗り越えてきた国です。
 ガーナ大使館着任後、まだ10日程度ですが、早くリベリアに出張し、この10年間の変化と発展を見るのを楽しみにしています。

 日本によるリベリアへの支援は、道路、電力、保健等の分野を中心に進められてきています。世界中の経済協力案件を見ても、日本の名前を冠した道路や病院はそう多くありませんが、リベリア首都のモンロビアでは、1980年代に建設された日本・リベリア友好母子病院に加え、2021年7月、ジャパン・フリーウェイが完工しました。

 それらの案件に代表されるように、日・リベリア関係は友好的に発展してきています。
新たに着任した日本大使として、両国の交流と協力が更に進むよう力を尽くす所存でございます。

 リベリアには、約10名の在留邦人がいらっしゃいます。
昨年来、世界中でコロナ禍が続く中、リベリアにお住まいの方々も大変な苦労をされたことと拝察します。日本、リベリアともにコロナ感染状況は改善しつつあります。来年は元の生活に戻れることを信じ、在留邦人の皆様が安心して安全な生活を送って頂けるよう、大使館員一同、取り組んで参ります。

 今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 リベリア共和国駐箚 特命全権大使
 望月 寿信